ニンテンドーDSとPSPの違いを比較　メリットとデメリット　DSとPSPどっちがおすすめ？

タッチスクリーンや2画面、音声認識といったゲーム機としては前例の無い機能の組み合わせにより、これまでのゲームでは実現できなかった、全く新しい感覚でゲームが楽しめます。
また、通常のゲームとは違った、脳を活性化させるさまざまなトレーニングを収録した『脳トレ』や、辞書ソフト、料理のレシピソフト、タッチペンでお絵かきのような感覚のゲームソフトなど、とにかく子供から大人まで楽しめるソフトがとても充実しているのがDSの特徴。

DSiは現在最も普及しているニンテンドーDSの主力機種で、DS Lite のネット機能を強化し、液晶ディスプレイを若干大型化し、カメラ機能や音楽プレーヤーを追加したゲーム機器。音質も若干良くなっている。　ただ、DS Lite で遊べたゲームボーイアドバンスのソフトは使えなくなっている。その代わりに、ゲームを本体にダウンロードして遊べるようになり、SDカードスロットも搭載。　大きさや重さはDS Liteとほぼ変わらない。

 ニンテンドーDSi のデメリット

• ゲームボーイアドバンスのソフトが使えなくなってしまった。
• ワンセグ・チューナーの別購入でテレビも見られるが、画像は良くない（感度は悪くない）。録画も出来ない。また、アンテナが大きすぎるため、車内や人前での利用には適さない。
• インターネットが利用可能だが、Flashやポップアップが非対応、YouTubeやニコニコ動画、ネットラジオも再生不可。ネット機能がDS Liteに比べ格段に強化されたとはいえ、DSブラウザは、やはりPSPと比較してしまうと圧倒的に性能が劣る。DSiで撮った写真すらメールに添付できないなど、インターネットもオマケと考えるべき。
• 音楽プレーヤーを備えたが、音質は良いとは言えず、AACだけしか再生できない。音楽を聴くためにはパソコンで音楽ファイルを変換する知識や専用ソフトが必要で、MP3などAAC以外で音楽を管理している人はAACに変換する作業（iTunesで可能）が必要になる。
• カメラを備えたが、30万画素という昔の携帯電話並みのカメラ。当然画質は悪く、DSiで撮った写真をDSiで遊ぶためと割り切ること。

ニンテンドーDSi の総評

正直なところ、カメラや音楽プレーヤーは携帯電話やiPodの方が圧倒的に優れており、ゲームボーイアドバンスのソフトを持っている人にはDS Lite の方が使い勝手は良いかもしれない。

ニンテンドーDSi のスペック
液晶画面	3.25インチ　TFT　26万色
本体サイズ	横 137.0mm X 縦 74.9mm X 厚さ 18.9mm （タッチペン長さ　約 92mm）
電源	ニンテンドーDSi用ACアダプタ、専用バッテリーパック
重さ	約214g　（バッテリーパック・タッチペン含む）
充電時間	約2時間30分
電池継続時間	最低輝度:約9〜14時間、低輝度:約8〜12時間、中輝度:約6〜9時間、 高輝度:約4〜6時間、最高輝度:約3〜4時間 ※使用するソフトにより異なります。
対応ソフト	ニンテンドーDS専用ソフト、ニンテンドーDSi専用ソフト、ニンテンドーDSiウェア
入出力端子	DSカードスロット、SDカードスロット、ACアダプタ接続端子、 ステレオヘッドホン／マイク接続端子
対応する音楽	拡張子が.m4a、.mp4、.3gpのAACファイル

PSPは、ゲームやインターネット、写真、動画、音楽プレーヤーといった、携帯したいと思わせる様々なエレクトロニクスを詰め込んだ、まさに夢のゲーム機器。

インターネットの閲覧

MP3プレーヤーとしても大活躍。PCからダウンロードしたり、CDの音楽をメモリースティック デュオに入れるだけで音楽が楽しめ、PSPが1台あれば快適なデジタルライフが楽しめます。

 PSP のデメリット

• 電池継続時間が4〜6時間と、短めである。 （これを補うための 予備バッテリー 有り）
• PSPのソフトは、じっくりと遊び込むハードユーザー好みの凝ったソフトが多いため、DSのように気軽にちょっと遊べるゲームが少ないこと。また、DSで圧倒的な人気を誇る「脳トレ」ソフトが非常に少なく、DSほどソフトが充実していない。その他「15歳以上推奨」など、子供に不向きなソフトが少なからず存在すること。
• PSPが持つ優れた機能（音楽や動画など）を使うには、パソコンは必須。よって、パソコンを持っていない、又は、自由に使えない人には、利用できる機能が限られてしまう。
• ゲーム自体は子供でも十分楽しめるが、中学生以下の子供では使いこなすのが難しい機能が多く、それらの機能はパソコンが扱えないと厳しいものばかり。　そのため、小さな子供の多くがDSを持っており、友達と通信機能で遊ぶのが難しい。　対象年齢は中学生〜高校生以上である。

PSP の総評

PSPはデジタル・マルチメディア端末としての意味合いが大きく、ゲーム、音楽、動画、写真、インターネット、ワンセグなどなど、様々な機能を使いこなしたい人向けの、夢のようなマシン。

ゲームソフトに関しては、ハードユーザー好みの凝ったソフトが多く、非常にリアル。その美しさには驚くばかりだ。　RPG好きな人なら、声が出る本格RPGのソフトが多いPSPは非常におすすめ。

「綺麗なグラフィックでリアルなゲームを楽しみたい、RPGは絶対に外せない、格闘アクションが大好き、インターネットやワンセグ、動画・映画・音楽の再生機能を重視」 という人にはPSPがおすすめです。

PSP のスペック (PSP-3000)
液晶画面	4.3インチ　16:9ワイドスクリーン TFT液晶 480 x 272ピクセル　1,677万色
本体サイズ	横 169.4mm X 縦 71.4mm X 厚さ 18.6mm　（最大突起部除く）
電源	専用リチウムイオンバッテリーパック、外部ACアダプター、USB充電
重さ	約189g　（バッテリー含む）
サウンド	ステレオスピーカー内蔵
充電時間	約2時間20分
電池継続時間	4〜6時間　　※使用する機能により異なります。
対応ソフト	PSP専用ソフト
入出力端子	DC IN 5V端子、DC OUT端子、ビデオ/ヘッドホン/マイク端子、USB端子、 メモリースティック デュオ スロット
対応するビデオ形式	MPEG-4（AAC）、H.264/MPEG-4（AAC）、AVI-Motion JPEG
対応する音楽ファイル	ATRAC3、ATRAC3plus、MP3、MP4（MPEG-4 AAC）、WAVE、WMA
対応する写真	JPEG、TIFF、BMP、GIF、PNG